頑張っているのに評価されない。
それって辛いですね。
(ここでは時間的に早いではなく、あえてスピード的に速いを言葉として使用しています)
でも、学びを結果に変えられないのには理由があるのです。「適当に」や「今までこれでやってきたので」というような今や過去に意識がいっている限りダメです。
「なぜ遅いと判断される?」「どうすれば速いと思われる?」という、今後変えることができる未来の話をしましょう。
1.完璧でありたいと思い、時間的なゴールを決めていない。
仕事が速いと言われる人は、20%の出来であろうが、40%の出来であろうが、「まずは1時間で仕上げよう」など時間を決めて、その時間内で、どれぐらい仕事が完成するかを計測しています。
しかし、仕事が遅い人はこの感覚がないか、鈍いと言えます。(いつまでに仕上げるという)ゴールが決まっておらず、言われた「○○を仕上げること」が目的なのですから、速くできるようになるわけがありません
時間的な感覚を持つ仕事が速い人は、自分はこのような仕事なら決められた時間内で、どの程度仕事が進められるかという感覚が身につきます。
この感覚があると「あ、僕(私)その仕事内容なら、30分程度でできると思います」と答える、仕事が先読みできている状態が手に入ります。
上記のような(いつまでにどの程度の精度の仕事を仕上げるのかという)時間軸を持った仕事の速い上司が、1時間後にどこまで仕上がったかな?と確認すると全く仕事が進んでいなかったりすると「何やってんの?」ってことになります。
(仕事内容や量にもよりますが)
上司はあなたの仕事が遅いことを責めたいのではないのです。
あなたが、上記のように、「僕(私)は1時間で30%しかできていないんです」と理解することなく、仕事を進めていることを危惧しているのです。
お客様の立場になって考えてみましょう。
仮に仕事が遅かったとして、
依頼した仕事に対して、1時間後「どうなりました?」と聞かれたとします。(いえ聞かれずに、進捗状況を見られているかもしれません)
「すみません。1時間でここまでできましたが、一通り確認しただけで、完成度は30%程度です。」と言えるものが用意されている状態と、
一生懸命完璧を目指して、最後までできていない仕事途中の状態であれば、
後者は「仕事が遅い人」という印象を受けます。
(仕事の精度はここでは省きます。まずは、仕事が遅い人には、仕事が依頼されなかったり、評価が低いということのみに焦点を合わせ、まずは時間軸を感じる仕事かどうか?について考えます)
あなたが一つの仕事だけではなく、日々様々なたくさんの仕事を抱えながら、頑張ってくれていることを知っています。しかし、評価されないのは、
「決めた時間内で精度が低かろうが仕事を終える」と意識できていないこと。
その後重要な別の仕事をしなければいけないのならば、それを行い「すみません。○分で一通り確認しただけの状態で、△△の仕事をしていました」と言うことなく仕事を進めているからです。
最初から、完璧に100%の仕事を時間軸なく取り掛かるのではなく、20%の完成、40%→60%と完成させた仕事の精度を上げるようにするのです。そうすれば、時間軸の違う上司から「どこまで仕事ができた?」と聞かれた際に自分なりの40%の仕事や、60%の仕事をその時点で提出できます。(仕事が遅いと判断される人は目に見える結果が出てきません)
上司もその時点での仕事を確認し、「そのまま続けさせるのか」「方向性が間違っているので修正させるのか」「その状態で提出とし終了とするのか」判断ができます。
それをあなたは、最初から(自分の考える)100%の仕事を前から進め、その仕事が終わっていないところで(上司の時間軸で)チェックを受ける→精度の問題ではなく、一通りすらできていない状態である→仕事が遅いレッテルを貼られるという状態です。
時間は命です。
遅刻する人同様に、時間を大切にしない人は信用が得られません。期限を守れない人は、時間=命を軽視しているように感じるからです。
10分でざっと見る→「10分でざっと一通り見た状態です(という仕事が終了した状態)」であれば、仕事が遅い速いではなく、10分で行った仕事の精度で評価してもらえます。
10分で上司がチェックに来なければさらに○分でじっくり細かなところの仕事を進めます。
今日、今から変えられます。
学びを結果に変える努力は、意識を変えられるかどうかにかかっています。頑張りましょう。きっと未来が変わります。