この人から、また話が聞いてみたいと思わせる重要な話し手の意識三つめは、
「そうは言われても、自分にはできないの壁」を突破することです。
人は変化を嫌います。
しかし、現状維持は、その言葉通りの意味である維持なのではなく、衰退を意味します。
受験を志す生徒達にも話をするのですが、大部分の生徒さんが「今の位置でいい」「今の学力で選べる学校でいい」と言います。
しかし、今の君の位置を目標に下から追い上げてきているライバルがいるのです。
あるいは、放っておいても社会は進化します。
年齢も経ちます。今のままのお給料30万円でOKと言っていても、他の人がどんどんと追い抜いていったり、物価が上昇したり。
「現状維持は衰退」なのです。
そんな大部分の人にとっての「そうは言われても、自分にはできない=変わりたくない」を変えてあげなければ、あなたの言葉は相手に届きません。
一つ一つ丁寧に、
相手ができないと感じてしまう原因は何だろうと考え、
その解決策と、それを解決してきた人の物語を語ってあげてはどうでしょうか。
一方、もし、あなた自身が変われないでいるのだとしたら、
「そうは言ってもできない」という思いを心が支配している原因は何でしょうか。
本当にできないでしょうか。
今、すぐに、完璧にはできないと思いますが、何か「一歩前に」進む方法はないでしょうか。
一歩前に。
それだけで、あなたの学びは結果に近づいています。